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2021年2月2日

骨増大術(骨増生、歯槽骨再生術)について


骨増大術(骨増生、歯槽骨再生術)について

骨増大術とは顎骨が無いところに人工的に骨を作る骨増生手術のことです。

当院では歯が抜けてしまいインプラントをしたいが、骨が無くて出来ないと言われた患者さんが多く来院されます。歯周病や外傷などで顎の骨が痩せてしまった場合はインプラントを埋入するための十分な骨の高さや厚みが足りない場合があります。その場合インプラント治療を希望しても不可能な場合が多いです。当院では痩せてしまった顎の骨や歯周組織を増大させて、インプラント治療の適応症を拡大させ、元の健康で美しい形態に回復させることが可能です。

顎骨増大術には

  1. GBR法(骨誘導再生法)
  2. ソケットリフト
  3. サイナスリフト

といった治療があります。

GBR法(骨誘導再生法)とは

欠損した歯槽骨や顎骨などの骨組織の再生を促す治療法です。インプラントを埋め入れるために十分な骨の量がない場合などに利用されます。

ソケットリフトとは

歯が生えていた部分(歯を抜いた時はその穴から)骨と上顎洞を持ち上げていきます。治療範囲が狭いため、サイナスリフトよりも身体的ダメージが少ないですが、最低限の骨がない場合は適応外となります。

サイナスリフトとは

サイナスリフトは骨量を大幅に増やすことが出来るので骨の厚みが3~5mmより更に少ないときや、多数の歯が欠損しているとき、骨が薄くインプラントの固定が難しい場合に行います。

上顎洞の横の歯茎をめくって上顎洞を露出させ、上顎洞を直接上に持ち上げ、持ち上げたスペースに人工の骨補填剤を入れます。ソケットリフトの適応より更に骨が少ない場合はサイナスリフトを選択します。

比較的大きな手術になるのでソケットリフトに比べ身体的負担が大きくなります、

患者さんの状態によって治療法は異なります。

さぶり歯科の顎骨増大術

移植骨→自家骨または、他家骨製剤

メンブレン→長期間作用型吸収性膜

特殊薬剤→成長因子製剤、チタンメッシュ等使用

特徴→インプラント手術と同時に骨増大術を行う

麻酔→麻酔専門医による静脈鎮静麻酔の応用も可能

リスク→術後多少の一時的な出血、腫れ、痛みなど

治療期間→骨増生後約6か月待機して二次手術を行う

治療費用→自由診療のため、HPを診て頂くか当医院へ直接お尋ねください。

理想的なインプラント治療を受けて頂くために

患者様の立場から、インプラントに関心はあるが、一体どの医療機関を選択すべきかを悩んでいる方が多く存在します。最近では簡単にインターネット上で情報を収集することが可能ですが、インプラントに関するHPも無数にあり、場合によってはかえって混乱してしまう事すら起きています。

*インプラントの問題

ご存知のようにインプラントは、歯が抜けた欠損部分の歯槽骨に、チタン製のネジ用の構造物を植立する治療です。一般的に欠損部は骨吸収を起こし、インプラントを植えられない、またかなり無理をして短いインプラントを用い、仕上がりの人工歯が長く、見た目に醜い、歯みがきなどの手入れがしにくい等の結果になってしまう場合が多くみられます。

更に、即抜け落ちるわけではないが、治療したインプラントを詳しく検査すると、インプラント周囲炎が存在し、将来非常に不安定である場合も多く認められます。

*術前検査の重要性

重要な要件は、インプラント手術に先立ち精密な検査を行い、正確な診断を行うことです。これは、最終的な人工歯の仕上がりを事前に予測し、審美的結果を得るためにも骨増大術などのオプションを計画する必要があり、必要に応じてCTレントゲンも撮影し、これを基に3次元的な立体的画像診断を行い、顎の骨の正確な位置に適切にインプラントを植立することを計画します。

*歯周病治療の一環で行うインプラント

現在日本では歯周病を専門的に治療する歯科医が極端に少なく、歯周病治療を無視してインプラントを行う歯科医すら存在します。当然、結果は不良になってしまう可能性が高く、基本的な歯周治療を事前に行いインプラントに移行すべきです。また歯周病専門医の行う歯周形成外科の技術をインプラント手術に応用することにより、より良い結果が得られることは米国の歯周病学会でも証明されています。また術後に歯周病と同様のメインテナンスを継続することが重要となります。

*骨増大術・歯肉増大術 殆どの症例で骨や軟組織の量が不足している訳だから、骨・軟組織増大術が得意な歯科医の方が良い結果を出せることは当然と言えます。しかし、これらの技術の方がインプラントそのものよりも相当難易度が高く、治療スキルの格差は歴然となります。

*歯科医の総合力 外科技術の格差はもとより、質の高いインプラント製品を選択する事、医院の外科設備、スタッフ教育、精密修復を行う補綴の技術、かみ合わせ治療や、予防に対するシステムを総合的に構築している歯科医院で治療をお受けすることが重要な選択基準と考えます

無料カウンセリングを行っています。ご予約はこちらからメールを送って頂くかお電話でもお待ちしております。052-221-1777

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